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和希「ジン=テンシャル………」
ジン「和希、オレが分かるか?」
和希は何も応えず、資料を読み上げるように抑揚のない声で淡々と呟く。
和希「青ギルド所属の『蒼炎の覇者』……恵助=天崎の友人にして、膨大な魔力の持ち主……」
温度を持たず人らしくないそれに、学生でしかないエンリとエルシアは怖気付いた。
エンリ「か、和希……!?」
エルシア「何……何なの……?」
ジン「早く行け! 足手纏いだ!!」
エンリ「っは、はい!! 行くぞエルシア!」
エルシア「え、ええ!!」
狼狽えていた二人をジンが一喝すると、二人は和希を見ながらキッチンへと走っていった。
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