転生したので人生の脇役やめます。

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*  モゾモゾ  ガバッ! 「はっ…! し、知らにゃい天井だ……」  やっべ、噛んだ。噛んじゃいましたよおい。これ、一度しか言えんのに!! 「ってかここどこだよ……」  確か俺は電車に吹き飛ばされて…… 「あるぇ? 痛みが、ない、だと?」  そういえば、何やら尻の下が柔らかい。  振り向いてみると、そこはソファーだった。ご丁寧に毛布もかけてある。 「も、もしかしてこれは死後の世界……!」  死後の世界ってこんなにサービス良いのん? そんなこと現世の人が知ったらみんな死んじゃうのん。現実は残酷なのね……。 まぁ、とりあえず、周囲を見回した感じをば。  ・ベッドがある。  ・箪笥がある。  ・ソファーがある。←俺が座ってる。  ・テレビがある。  ・テレビの前でWiiコントローラーガチャガチャやってるのが一人。  ……。  …………! 「人いたーーーーー!!」 「あら、起きたんだ。おはよー」イケメンスマイル☆ 「爆裂パンチッ!!」(殴  イケメンは滅びるがヨロシ! 「何でっ!?」(避  チッ! 「何故避ける!」 「危ないからだよ!? というか、何故殴るの!?」 「そこにイケメンがいたからだ! 文句あるかぁーー!!」 「大有りだよ!」  ふむ……まぁ、今は生かしておこう。その内殴るとして、だ。  まずは現状把握に努めねば。 「ところでイケメンよ。ここはどこだ? そして何故俺はここにいる?」  俺がそう言うと、イケメンは不適な笑みを浮かべた。え? 何それ? 「……いいよ。教えてあげる。一つだけ条件があるけどね!」 「な、なんだよ?」  若干身構える俺にそいつは言った。 「僕とス○ブラで勝負しろ! ライフは十個! 一対一の真剣勝負だ!」  ほぅ……なかなか良い度胸していやがる。俺に勝とうなんぞ、三世紀早いわ! 「なんだ、そんなことか。ふっ……いいだろう。貴様に実力の差を思い知らせてやる!」  売られた勝負は買う(勝てるのだけ)! そしてやるからには勝つ! それが俺クオリティーだ!  俺はソファーから立ち上がると、イケメンの横に胡座をかいて座った。
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