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翌日。
「で?………………今度は何なの?」
ワタクシ、只今ちょっとお怒りモードに入っております。
今、目の前に…………そう、またコタツに潜り込んでいる幼なじみに対して。
「和。昨日の一件で、それは解決したんでしょう?」
「……………………だって…………」
「だって、何?」
「…………………お味噌汁………」
「お味噌汁?!それがどーしたの?」
「だってさ、聞いてよ翠さん!蒼麒ってば、お豆腐の切り方とか大きさが違うとか、おダシに使うのは煮干しじゃなきゃダメだとか。ホントにいろいろ五月蝿いんだもん!!」
「………………………んで、またケンカしたの?」
「……だってぇ………………」
ぶち。←なんかキレた音
愚痴る和をシカトして、テーブルに置いといたスマホをガッと手に取ったら、昨日コールしたばかりの番号へとリダイヤルを押す。
「………蒼ちゃんっ!今来い、すぐ来い。3分でココへ来いっ!!!」
「す……翠さん?!」
「は?…………そんな言い訳なんぞ聞きたかないわっ!つべこべ言ってないで、さっさとココへ来やがれっていってんのっ!!」
「…………………」
「出張先?…んなこと関係ないでしょっ!とにかく早く来いよなっ!!」
ブッツリと会話を終わらせて、ぐるりと和に向き直る。
「…………………翠さん……………」
怯えたような瞳をみせる幼なじみに、にっこり微笑んでみせる。
「………今ね、蒼ちゃんが来てくれるから。そしたら……じっくりお話し合いしますので、そのつもりで(怒)」
「…………………(泣)」
そして。
慌てて駆けつけた蒼麒さんと、コタツの中で怯えていた和輝さんは、怒りまくった翡翠さんに揃って正座させられて、じっくり『お話し合い』をされましたとさ。
どっとはらいwwww
【教訓】
普段温和な人は、怒らせちゃいけない
結局、奥山夫妻はラブラブだってことで♪
今度こそ、オワリ。
(このページ、公開すんの忘れてたー(笑))
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