33人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
【つんでれら姫に愛を込めて】
保健室の前で、初めて会ったあの日。
力強い光を秘めた、宝石のように輝く黒い瞳を見つけてしまったあの日。
今さらながらに…俺はあの時、一瞬にして『恋に堕ちた』のだと思う。
紆余曲折………まぁイロイロあって、ようやくその宝石をこの手に入れることが出来たのだけど…。
「もう少し離れてくれませんか?」
「近寄らないで、暑いから」
「今、ゲーム中なの。用があるなら後にして?」
「今日は翠さんと帰るから。じゃあね♪」
ほんっとーにつれない愛しい人。
でも、大大大好きな愛する和輝。
2人の関係を決定的にするために用意した、このプラチナのリング。
何とか和輝に渡したくて…。
どうしても受け取って欲しくて。
俺は人生で最大の『賭け』に出る事にした。
、
最初のコメントを投稿しよう!