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「そんなに駄々をこねないのっ!!言うこと聞いてくれるって約束でしょ!!」
「えー…だってだってぇ……」
彼の目の前に差し出したプラチナのリングがキラキラと光って…。
プルプルと首を左右に振る和輝の左手を取り、その薬指にリングをはめていく。
「金環日食の時に約束したからね。さすがに太陽は持って来られないから、その代わりの指輪なの。これね…こっそり外したら、すぐ分かっちゃう代物だから。気を付けてね♪」
「やだやだーっ!!そんなの、やだーっ!!」
「ほら見て♪俺とお揃いなんだよ」
「もっと嫌だーっ!!」
「早速、紅くんたちに自慢しよっと!!和輝も翡翠ちゃんに見せてあげたらいいのに…」
「んもーっ!!絶対に嫌って言ってんでしょっ!!」
真っ赤な顔をしつつ、振り上げた彼の利き手の薬指に輝く、この世に2つしかない指輪。
何だかんだと文句を言いながら…でも、それを外す事をしない、愛しの「つんでれら姫」。
そして、赤く腫れ上がった右頬を擦りながら、それを満足げに眺められる幸せを胸いっぱいに感じる俺。
俺は『賭け』に完全勝利したのであった。
………ラッキー♪
END
おまけ(*´艸`*)
「ねぇ和輝ぃ。ほっぺが痛い~(´Д`)だから、痛いの痛いの飛んでけーって、なでなでしてよぅ」
「それは『じごーじとく』ってゆーのっ!!ビンタ一発で勘弁してあげたんだから…ありがたく思ってよねっ!!」
…………つんでれら姫は永久に不滅です(笑)
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