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が!!
側にいる生徒会の3人が、どんよりしている俺を放ったらかしで盛り上がり始めたのだ。
蒼「あまーーーい!美味しいね~姫♪」
和「当たり前じゃないの。俺が剥いてあげてんのよ?美味しいに決まってんでしょうが!」
紫「そこ、関係あんのかぁ?それにしても、蒼さん。何個目なの?」
蒼「……………3個め…かな?」
和「4個めです」
紫「ええっ!馬鹿なの!?食い過ぎるなって言ったじゃん!!」
蒼「だって、美味しいんだもーん」
あははははは!!……3人の笑い声が秋晴れな青空に響いて…俺もつられて笑ってしまう。
紅「確かに!普段はそんなに食べないクセに、そりゃあ食べすぎだよね蒼くん」
ひーひー言いながら笑い転げていると、手を洗ってきたらしい翡翠くんが「どーしたの!?」なんて側に来てくれて。
蒼くんの武勇伝(?)を聞いて、翡翠くんも大声で笑って。
「残りあと10分でーす!」なんて、クラス委員長の声が果樹園に響き渡るのを聞きながら、まぁイロイロあったけど、翡翠くんも楽しそうだったし、来て良かったな…なんて。
今年のイベントの成功に、1人で小さくガッツポーズを作ったのだった。
……オワリ(`・3・´*)ノシ
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