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私は耳を疑った
私が学園に行ける...?
「あぁん!困り顔もかわいいぃ~!
じゃあもう一度
学園に行きたくない?」
「え? 本当に?」
やばい、にやけが止まらない
今相当キモい顔してるわよ、たぶん
「本当よ~
白葉ちゃん、ちっちゃい時からずっと友達ほしい友達ほしいって言ってたじゃなぁい」
「...人をぼっち見たいに言わないでよ」
そんな感じに見られていたのか
ちょっぴり凹むわ....
「ついでにクルト君も行くからねぇ~」
「そうなの!?」
「うん よろしくね 白葉
学校かー、懐かしいなぁ~」
クルトがすごく笑ってる
昔行ってたらしいし、わからなかったら聞きまくろう!
「白葉ちゃんっ まだ話は終わってないわよぉ~
代わりになんだけど、いくつか約束してもらうからっ」
「なになに!? どんな約束?」
「元気かわいいぃ~
ペロペロしちゃいたい!『ペロペロは止めなさいよ』
でぇ、まずはぁギルドの事ねぇ」
身の危険を感じるわ!
「まずは、ギルド優先に動いてほしいわぁ
基本的には学業に専念してもいいけど、連絡があったらすぐに戻ってきてねぇ
あと赤点なんか取っちゃ駄目よぉ」
アカテン? なにそれ?
早速クルトを使おう!
「赤点って何?」
「えっとね、筆記テストで40点未満の点数をとることだよ
下手したら留年しちゃうかもしれないね」
「へぇ~!」
とりあえず、赤点はダメ...
「あとはぁ、クルト君ねぇ」
「はい、何ですか?」
フィーネがスーツから青と白色の珠がついたブレスレットを取り出した
...かわいい
いいなぁ~ ほしいなぁ~
「クルト君はぁ、魔力量とかが高いからぁ、この魔封具つけてねぇ~」
「はい、わかりました」
クルトはフィーネからブレスレットを受け取り、左の手首に付けた
すると、苦しそうに顔を歪ませた
「....ッ!
すごくきついですね...」
「そりゃぁ、黒斗君が作ったもん
今はそこらへんにいる人のちょっぴり上ぐらいになってるはずよぉ」
フィーネは楽しそうに笑っている
「心配しないでぇ~ すぐなれるわぁ」
「わ…わかりました」
私ももらえるかしら?
けどキツいのやだなぁ~
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