16歳になりました

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誰もいないしゆっくり行こうっと 私たちギルドの人間はギルドの上にある団員寮に住んでいる で、私の所属してる《黒竜の住み処》はすごく大きいらしい だからか部屋も大きくて、もぐらをいっぱい置かれていても全く気付かなかった ...後で全部燃やそう... どうでもいいことを考えていたら目的地についた この無駄に重そうでごっつい扉を開けたらギルドマスターの部屋になる 正直言ってこんなにごつくなくてもいいと思う さて、入ろう おもいっきり叩いて... 「『コンコン』白帝です 失礼します」 足を踏み入れた瞬間、黒い物体が勢いよく突っ込んで___ 「ぐふぅっ!」 「ああん! 白葉ちゃぁん!  昨日ぶり!? 今日ぶり?! 今ぶりぃ~!!」 「フィーね...っ! 首...っ! し、締まって...っ!」 「やぁん! 見てない間にかわいくなっちゃってぇ~!  もぅ家に飾りたぁーい!!」 「ちょっ...! 息が...っ! 息...っ!」 ああ、もう駄目だ.... 殺される.... よくわかんないけど殺される..... 「そこらへんにしとけ、フィーネ  白葉が感動し過ぎて死ぬぞ?」 「そうだよ、フィーネさん  また後でしてね『ベリッ』」 「ごほっ げほっ....  グ、グルド...ありが...ぐふ」 「やぁだぁ~ 白葉ちゃん大丈夫~? どうしたの~?」 「...あ、あんたのせいよ フィー姉...  はぁ... おはよう」 「おはよ~白葉ちゃん」 「いつも通り遅刻だな」 「うるさいわね」 「白葉 おはよう」 「おはよう、クルト  クルトからも何か言ってよ!」 「元気いっぱいでよかったよかった」 「今のちゃんと見てた!?」 私を見てッ! 顔が青赤いよ! たぶん!!
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