98人が本棚に入れています
本棚に追加
/206ページ
誰もいないしゆっくり行こうっと
私たちギルドの人間はギルドの上にある団員寮に住んでいる
で、私の所属してる《黒竜の住み処》はすごく大きいらしい
だからか部屋も大きくて、もぐらをいっぱい置かれていても全く気付かなかった
...後で全部燃やそう...
どうでもいいことを考えていたら目的地についた
この無駄に重そうでごっつい扉を開けたらギルドマスターの部屋になる
正直言ってこんなにごつくなくてもいいと思う
さて、入ろう
おもいっきり叩いて...
「『コンコン』白帝です 失礼します」
足を踏み入れた瞬間、黒い物体が勢いよく突っ込んで___
「ぐふぅっ!」
「ああん! 白葉ちゃぁん!
昨日ぶり!? 今日ぶり?! 今ぶりぃ~!!」
「フィーね...っ! 首...っ! し、締まって...っ!」
「やぁん! 見てない間にかわいくなっちゃってぇ~!
もぅ家に飾りたぁーい!!」
「ちょっ...! 息が...っ! 息...っ!」
ああ、もう駄目だ....
殺される....
よくわかんないけど殺される.....
「そこらへんにしとけ、フィーネ
白葉が感動し過ぎて死ぬぞ?」
「そうだよ、フィーネさん
また後でしてね『ベリッ』」
「ごほっ げほっ....
グ、グルド...ありが...ぐふ」
「やぁだぁ~ 白葉ちゃん大丈夫~? どうしたの~?」
「...あ、あんたのせいよ フィー姉...
はぁ... おはよう」
「おはよ~白葉ちゃん」
「いつも通り遅刻だな」
「うるさいわね」
「白葉 おはよう」
「おはよう、クルト
クルトからも何か言ってよ!」
「元気いっぱいでよかったよかった」
「今のちゃんと見てた!?」
私を見てッ!
顔が青赤いよ! たぶん!!
最初のコメントを投稿しよう!