16歳になりました

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そういえば... 「ねえねえ、私の部屋にあった大量のもぐらの着ぐるみって誰が置いたか知ってる?」 「ああ、あれか  あれは俺が作ったモグるすの試作品たちだ  かわいいだろ?」 「黒兄ぃだったの?! あのきモグラ作ったの!」 「きモグラって言うなよ!  かわいいじゃないか!  あと協力者もいるんだぞ!!」 「え? あの適当な見た目のきモグラが?」 「そうだよ なっ! クルト!  俺たち頑張ったよな!」 「うん、そうだね 黒斗  デザインはともかく機能性はすごく高いよね」 「そうだ!  水陸両用防塵機能付きで空調設備は完璧  ちょっとやそっとの攻撃は通らない上に凄くかわいい!  それから___」 私は隣できモグラについて熱く語っている兄を黙らせながら質問した 「フィー姉、話って何?」 フィーネは『うーん』と首を傾げたそぶりをしたあと、私を見ながら言った 「誕生日おめでとうぅ!」 「は、はい?」 え?それだけ? 「違うよぉ~  ちゃんと誕生日プレゼントあるわ~!  えっと、プレゼントは... 夢の学園生活です!」 「...へ?」
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