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しばらくして学校から出てきたアキ。
友だちたちと手を振って別れ、
私の車を見つけ走って来た。
友だちもそれぞれ
迎えの車に乗り込んだ。
「お帰り」
「ママ、今日はサークルの日だね」
「そうよ、留守番、できる？」
「うん、2時間くらいでしょ？
また前みたいにリンダの家で
待っていてもいい？
リンダと『フルハウス』、一緒に見たいの」
「そうか。パパは遅いけど、
じゃあお願いしてみようかしら」
家に着き、
リンダのママに電話をした。
リンダも喜んでいると言う。
サークルに行く途中に
アキを連れて行くことを伝えた。
とてもありがたい。
アキは短時間なら
一人で待つことはできるし
コンドミニアムの中は治安もいい。
でも外国での不安は強く、
こういう手助けに心から感謝している。
それからスーパーで買ったものを
冷蔵庫に入れ、夕食の支度に取りかかる。
今日はちらし寿司を作った。
一段落したところで
オレンジペコ（紅茶）を飲んでいたら、
「ママ、天気予報聞いた？
嵐が来るって言ってるよ」
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