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うわ~、映画の主人公みたい。
アメリカ人って
いつもこうするんだ。
開けてくれたドアから、
主人公のように
美しく降りるつおりだった。
でも車高が思ったより高くて、
先に出した右足が
ドスンと思い切り地について、
そのままバランスを崩しながら、
かっこ悪く私は降りた。
何事もなかったような笑顔を
保っていたけど
心の中では怒っていた。
だから右ドアはいやなの。
慣れてないから降りにくい。
「急がなくていいですから」
ハンスさん、笑いを抑えているみたい。
恥ずかしぃ!
「こっちですよ」って
歩いていこうとするハンスさんに
はぐれては大変、
そばを、つかず離れず、歩いて行った。
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