4人が本棚に入れています
本棚に追加
わたくしは、アルノルト先生に電話をかける。
「もしもし、神楽てまりですの。」
『もしもし…って!この番号、華蓮ちゃんのじゃないの!なんでアナタがここにいるの!』
「彼女が恋人の看病をしてはいけませんの?
わたくしだって少しくらい知識はありますわ。」
先生は電話越しにもわかるほど困惑している様子だ。
『そうねぇ…アタシもずっと看病はできないし、
てまりちゃんを信頼して、華蓮ちゃんのコトは任せるわね。』
「ありがとうですの。」
電話を切り、華蓮さんの様子を見る。
華蓮さんはふらふらした足取りで立ち上がり、台所へ向かっていた。
「華蓮さんっ!?」
「…お茶くらいは…いれる…」
「何を言ってますの!」
「でも……」
最初のコメントを投稿しよう!