ちょっとした短編

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わたくしは、アルノルト先生に電話をかける。 「もしもし、神楽てまりですの。」 『もしもし…って!この番号、華蓮ちゃんのじゃないの!なんでアナタがここにいるの!』 「彼女が恋人の看病をしてはいけませんの? わたくしだって少しくらい知識はありますわ。」 先生は電話越しにもわかるほど困惑している様子だ。 『そうねぇ…アタシもずっと看病はできないし、 てまりちゃんを信頼して、華蓮ちゃんのコトは任せるわね。』 「ありがとうですの。」 電話を切り、華蓮さんの様子を見る。 華蓮さんはふらふらした足取りで立ち上がり、台所へ向かっていた。 「華蓮さんっ!?」 「…お茶くらいは…いれる…」 「何を言ってますの!」 「でも……」
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