表の顔

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ところかわって、今は誘われた部長と飲んでいた。 「はっはっは!今晩も、楽しかったよ!坂月くんと飲むと楽しくてついつい飲み過ぎちゃうよ!」 ガヤガヤとしている滞在していた居酒屋から外にでて、酔っていて上機嫌な部長。 「それは、嬉しい限りですよ。俺も部長のお話とか聞かさせていただいて勉強になってます!また是非、お願いします」 「はっはっは!じゃあ、ここで」 「あ!タクシー拾いますよ!」 「いやいや、大丈夫。妻が近くまで来てるらしいからね!じゃ」 「失礼します!」 そうして、部長は闇に消えていった。 あーー!!!くそつかれた!!! 今日も自慢話しかしなかったぜ 飲むときは、気は使うし気配りしなくちゃだからだりーんだよな にしても、今日は解散が少し早めでよかったわ。 朝まで付き合わされたらたまったもんじゃないっての。 「にしても、ほんとかったりーな。あの狸じじい。大して仕事も出来るわけじゃねーのに威張り散らすはでかったるいんだよな。ま、俺は気に入られてっから被害はねぇけど」 って、俺はなに独り言いってんだw 酔ったのか?まあいい。 さっさと帰ろう。 そう思い、振り向いて帰路につこうとした瞬間 「あ…………やっぱり坂月さんだ…………でも、口調とか雰囲気とかが全然ちがったし……あれ?」 俺は後輩リーマンに本性がバレてしまいました。
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