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第2章
ある朝の土曜日
俺はいつものように味のない、そして口の中に違和感のしかない異物(こんなこと言ったら母さん泣くけど)をたべていた。
いかなり威勢よく律花が俺の家にきた
「ふふふふふふふふ颯太!」
「何朝から騒がしい…」
「これ見て!」
俺たちは基本受験生なので部活はもう終わった。
律花は興奮して紙切れを2枚突き出す
「これが何」
「ふふ、聞いて驚け。
このチケットはなぁ!
あの、あの!最少年で世界のスイーツコンテストで優勝した蜜井雛のだあ!」
…蜜井雛?
なんか可愛い名前だな。
「説明ごくろうさん」
そしてまたご飯をもぐもぐ食べる
「聞けえええええい!!」
そしたらいきなり律花が俺の茶碗を引っくりがえした
そう、まるで巨〇の星のような…って
「律花!危ないだろ!」
「かっかすんなよ女々しいな。
それで、それが今日なの!
チケットって言ってもテレビ番組の席だけなんだけどね。…行こ?」
「勉強はいいのか?」
「んなのはいつだってできる」
そうだ…こいつ頭良かったんだ
「お前はいいかもしれないが俺はな…」
「よっちゃんイカで打たないか」
「快く承ろうではないか」
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