第1章

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「颯太ー?」 噂をすれば幼なじみが。 別に特別可愛いっていうわけじゃないけど、優しくて強い俺の幼なじみ。 立花 律花(タチバナリツカ) 「これあんた忘れてったでしょ」 「体育着?」 「もー、6時間目体育でしょ!」 「あはは、そうだった。 ごめんごめん。」 「しっかりしてよね」 そう言って律花は自分の教室に出ていった たぶん俺の母さんに頼まれたんだろう 席に着くと友達はニヤニヤしていた 「どうした?」 「颯太ってさ?、立花さんと仲いいよね。付き合ってるの?」 「そんなわけ。 ただの幼なじみだよ。」 「あやしぃ?」 実際彼女は、いた事はあるけどあんまりいい事はなかった 今まで付き合った彼女が面倒くさい人だったから尚更だけど… 「俺はとうぶん、彼女いいや」 「ふーん…。」 意味深に返事を返す友達は空の遠くを見ていた
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