第1章

12/52
前へ
/251ページ
次へ
* その日から一週間。 彼から予約の電話がなくなった。 そして、さらに一週間後。 私は身体のどこかに穴が空いたような、そんな気分になっていた。 淡い、気持ち。 吹けば消えてしまいそうなほどの、ささやかな彼への想い。 気付かなければ、それ以上大きくならないはずだったのに、私は気付いてしまった。 もう、来ないのかな?
/251ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1174人が本棚に入れています
本棚に追加