第2章

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本当に驚いたのは、次の日の練習に入った時だった。 ずっと続いていた痛みが消え、 思い通りにならなかった身体は、驚くほど思い通りに動く。 練習の途中からは、あまりの動きに気味の悪さを覚え、動きを抑えたほどだった。 自分の身体なのに、何が起きているのか分からない。 だが、彼女のマッサージが、俺の身体を変えたということだけは間違いないと思った。 他に普段と違うことはしていないし、 明らかにあの時から身体が変わったのを感じたから。
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