- 慎一郎 二十九歳 #3

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 カリキュラムに終われて月日は経ち、 慎一郎は無事、 学業を修め、 日本へ帰った。  学んでいる間は良かった。 学位という目標があり、 それに向かって進めたから。 これからはそうもいくまい。 遅ればせながら、 社会人の仲間入りをするのだから。  友人と下宿先の人達の暖かい見送りを受けて、 慎一郎は帰国の途に付いた。
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