- 5 - 転換点

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「その女性って……まさか秋良ちゃんか?」 「あたり」  場は一気に白け、 皆は呆れ返る。 「何で秋良さんなんだ、 斡旋するどころの話ではないだろう、 もちろん、 お前が断ったんだろうな」 「いや、 彼女の方がその気はない、 と、 断ってきた。 以来、 横山先生とは更に険悪になってしまった」  以来、 秋良とも疎遠なのだが、 と心の中で付け加えた。 「何だよー、 それ!」と口を揃えて皆はぼやいた。   「彼女に言っちまったのか?」 「一体いつの話だ?」 「さほど前ではない、 姪がうちの学校へ入学して日が浅い頃だから……」 「つい最近じゃないか! いや、 何で彼女に言ってしまうかな、 お前、 お前たち何やってるんだよ」
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