- 転換点 #4

30/35
前へ
/35ページ
次へ
「心配をお掛けして済みませんでした」  慎一郎は道代の手を取り、 言った。 「大切にします。 僕は、 彼女を守ると。 お約束します」  道代が、 うんうん、 と頷く様は、 夫の悟にそっくりだ。 「ちょっとが長くなったわね、 あまり長く外にいると主人に勘付かれてしまうから、 もう戻るわね」  道代は去り際に言った。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加