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私は 自分の人生を後悔してはいない
多くの人を傷付け、
悲しませたけれど
選択を誤ったと思っていない
恨む人もいるだろうけど
自分に正直に、
その時その時の心の声が私を動かした
悩むと一歩も前に進めなくなる
子供も大きく育った
慎さんに会えた 愛された
幸せだったと思わないとバチが当たる
日記の最後の方に、
母とは違う端正な筆跡で散文が書かれていた。
聞き書きのような、
これを書き取った人は誰だったのだろう。
日記を持っていた父の字ではなかった。
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