ー 茉莉花の日記 #3

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「私も、 壊れます」  そっと夫になる男に寄り添い、 言う。 「あなた、 ついてきて下さいね」 「もちろん」  一旦離れかけた人生のレールは合流する。 分岐点で揺れる度、 離れることなく共に走れますように、 と祈って、 ふたりは互いの手を握り合った。  指を絡めて、 しっかりと強く。
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