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そしたら、オオカミさんはどうするんだろう……。
全然わからない。
きっと困るんだろうな……。
でも、もしかしたら、――笑ってくれたりするのかな……？
「しずくちゃーん！」
後ろから自分を呼ぶ声が聞こえて、振り返ろうとしたとき――ボスッと何か柔らかいものが背中に突進してきた――。
「えっ？！」
背中にすりすりっとされて、若干鳥肌が立つ。
震えあがって、危なく持っていたグラスの中身を突撃してきた人の腕にかけてしまいそうになるのを堪える。
華奢な腕で、女の人なのが瞬時にわかった。
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