第1章 始まりの朝

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優子side 優子「今日から高校生か…楽そうだなぁ」 制服に袖を通しながらそんなことを言ってると、下の階から 優子母「優子?早くしないと陽菜ちゃん迎に行くんでしょ??」 優子「やっば!起こしてって頼まれたんだ!行ってきます!」 そう言うと優子は慌ただしく家を出て、少し離れた陽菜の家に駆けて行った 優子「おばさん!おはようございます」 陽菜母「あぁ優子ちゃん!ごめんね?陽菜まだ起きてなくて…………」 優子「気にしないでくださいよ!いつものことですし」 にこやかに答えた優子は陽菜の部屋に入り勢い良く布団を剥ぐ 優子「陽菜?約束通り起こしに来たよ!」 陽菜「……ん~…………ゆうちゃん~……布団返して~」 優子「ダメだってば、陽菜 もう七時半なんだから起きないと間に合わないよ?、それにそんなこと言って入学式もギリギリだったんだから」 陽菜「わかった……起きる… ゆうちゃん制服取って~」 優子はやれやれという顔をして陽菜に制服を渡す 陽菜「ありがと……ふぁぁ~」 眠そうな顔をして、だらだらと着替える陽菜を急かす優子 優子「陽菜早くして!間に合わないから!」 陽菜「急いでるよぉ……出来た」 優子「早く行くよ!」 陽菜の手をつかみ走り出す優子 この日からこの二人のドタバタな高校生活が始まった
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