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ゲームセンターなるものが巷に出現したのがいつ頃だったのか、詳しくは知らない。
インベーダーが爆発的に流行したのが昭和五十三年~五十四年だから、それより少し前ということにはなるだろう。
コンピューターゲーム自体はインベーダーよりも以前から存在していて、最初のうちはゲーセンの片隅にひっそりと佇む脇役的存在であった。
私が最初に見たのは小学生の頃で、確か「テレビテニス」という名前だったように記憶している。ラケットに見立てたバーを操作してボールを打ち返すだけである。
この単純なゲームから数年の時を経て「ブロック崩し」なるものが登場し、やがてそれがインベーダーと言う、その後のゲームの方向性を決定付ける革命的なゲームへと進化していく。
スペースインベーダー。昭和時代後期に青春を過ごした方なら一度はやったことがあるだろう。
画面上を移動していく蛸のような蟹のような敵(インベーダー)を砲台のようなもので撃ち、画面から消していく。
ブロック崩しとの違いは相手が動くことと攻撃をしてくること。
基本的には単純なゲームなのだが”名古屋撃ち”や”レインボー”など様々な裏技があり、実は結構奥が深い。
日本で初めて攻略本が発売されたゲームでもあり、彼等はゲーセンのみならず喫茶店にまでその生息域を広げていった。
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