第1章

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玄関からこの部屋までそこまで長くない。 だから、すぐに足音は近くまで来る。 しかし・・・・足音は、手前で止まる。 そして・・・・・メールだ・・・。 【今・・・・あなたの部屋の前です。入ってもいいですか?】 なんでそこだけ、聞くんだよ・・・・もはや不法侵入してるんだから 普通に入ってこいよ・・・ 「なんのようだ? 姫形。いくら、家が近いからって。これは犯罪ギリギリだぞ?」 ん・・・・?メールだ・・・・誰だろ・・・。 同じクラスメイトの 楠木 勇吉からだった。 内容は・・・ 【おい、さっき姫形さんがお前さんのことストーカーのように後ろから付いて行ってたぞ?】 ・・・・いまさらだな・・・しかたない。 【あぁ。気づいてたさ・・・・まぁありがとうな。】 そう送り、携帯をしまいかけたときまた・・・メールだ。 ・・・・・同じくクラスメイトの神林 優だ。内容は・・・・ 【今、姫形がナイフみたいの持ってお前の家入って行くの見えたぞ?】 ・・・・・マジか・・・。 【おまっ!!マジかよ!】 そう送ると同時にドアが開く 「ねぇ・・・・龍斗」 やっべぇ・・・人生終了のお知らせか? 「な・・・・なんだよ・・・」 やべぇ・・・・ほんとにナイフみたいなのもってやがる! 「晩御飯作るの・・・・手伝って!!」 そっか・・・・こいつは料理苦手なんだよな・・・・ せめて、ナイフおいてこいよ・・・ 「まったく・・・・しょうがねぇな・・・ 行くぞ。」 玄関を出たとき、携帯がなるメールだ・・・勇吉と優からだ。 勇吉の内容は・・・ 【言い忘れてた。さっき姫形さんお前さんに、晩飯作るの手伝ってもらうとかなんとか・・・ このリア充め!!】 こいつ・・・・肝心なことを・・・・ 【もっと、早く言えよ!!焦ったわ・・・くっそ!】 優の内容は・・・ 【言い忘れてた。姫形さん、晩ご飯作れない・・・とかブツブツ言ってたぞ?このリア充め!!】 このやろ・・・・お前も肝心なことを忘れてやがって・・・てかなんだ!二人してリア充めって! 新手のいじめか? 【肝心なことを忘れないでくれ・・・こっちは人生終了のお知らせがきたかと思った・・・】 そう送り、姫形の家に向かった。
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