第1章

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僕は、紅 龍斗。高校1年だ。 しかし、普通の高校生とは少し違う。 なぜかって?それは、追々説明させていただきます。 「龍斗? なにボーっとしてるの?帰りのホームルーム終わったよ?」 今、話しかけてきたのは、僕の幼馴染みの姫形 心だ。 「いや・・・別に。そんじゃ帰ろう。」 「ちょっとまったぁ!」 ドアを開けようとしたところを、姫形に止められてしまった。 「なんだよ!姫形・・・離せよ早く帰りたいんだよ」 「そうじゃなくて!放課後屋上に来てって言われたでしょ!」 はて、なんのことやら・・・・ 「・・・・は?誰に・・・?」 「同じクラスの、信崎さんだよ!」 信崎、信崎・・・あぁ言われたな・・・ 「ちょっと行ってくる。」 そう言い残し、屋上に向かう、もちろん一人でだ。 「まったく・・・なんの用だよ・・・こっちは帰りたいのに」 ぶつぶつとつぶやきながら、屋上に急ぐ。 すれ違う男子からはなぜか茶化されたが・・・ 「信崎!! なんだよ・・・用って」 そう言うと信崎は顔を赤らめ、こっちに近づいてきた。 「私、ずっと前から、好きでした!付き『すまないが、付き合えない。友達のままでいよう。』 信崎の言葉を遮り、そう告げ、踵を返す。 「なんでですか!?やっぱり、姫形さんがいるからですか!?」 やっぱりってなんだよ・・・・ 「違う。姫形は関係ない。僕は、姫形の告白でさえも断る。」 恋愛なんてしない。付き合ったとしてもなにがかわる? なにもかわらないだろう。 僕は、振り返ることもしないで、教室のもどった。 教室に戻ると、姫形はいなかった。 「姫形のやつ、先に帰ったのか・・・まぁいいか」 鞄をもって、下駄箱に向かう。 背中に視線を感じる。 だが、気にしないで進む。 外に出て、家に向かう。視線は消えない。 家の近くで足を止めた。 なぜかって?  答えは簡単だ。 「いつまで、コソコソ付いて来る気だ? もう家に着くぞ。姫形!」 壁から、姫形が出てくる。 「こ。コソコソなんてしてないよ!!」 「まぁ、いい・・・それじゃぁな。僕は家に入る。」 そう言い残し姫形の言葉を待たずに、家に入った。 はぁ疲れた・・・ベットに携帯を投げ、冷蔵庫に向かおうとすると。 「ん・・・?メールか・・・誰だろう」 届いたメールは、姫形だった。 内容は・・・・
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