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待て。
立川は昨日強姦されそうになって…
俺はその手を途端に止めた。すると火照った顔で俺を見上げてくる立川。
「もう…終わり?」
首を少し傾げて聞いてくるもんだから俺はそのまま後ろに倒れてノックアウトだ。
「波留…」
「……。……!?」
俺がしばらく昇天していると、その間に立川が俺の上に四つんばいになっていた。
「…にゃぉ……」
物欲しげな目で見つめられ、俺の頭はパニック状態に陥った。
「んぅ…にゃ……」
立川は俺の頬をザラリとした舌で舐める。
こいつ……!わざとやってるのか?俺が折角理性を保とうとしていたのにまた煽ってきやがる。
「亮、お前は俺に何をして欲しい?」
「俺は波留がほしい。」
「….ッ、」
垂れ下がった耳で見つめてきて、俺はもう抑えきれなくなってガバッと立川を抱きしめた。
「お前可愛すぎ。飼いたい。」
「俺もう波留のだから。」
畜生。いつもこのくらい可愛げがあったらいいのに。…いや、やっぱりだめだ。心臓が持たない。
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