第38話 雪の国の使者

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まぁアリスは却下はしないだろうけど アリス「仕方ないわね……。ユキ、担いであげて どうせ、スノー・レインに行くんだし連れていくわよ」 ユキ「わかりました」 アッシュ「じゃ、行こうか」 しばらく経った後、使者が目を覚ました。 ?「ん……っ」 ユキ「あ、目が覚めましたか?」 ?「…………っ!!!? だ、誰なんだ!? あんた!!」 ユキ「ちょっ!? 危ないです!!」 ジタバタと暴れだした為ユキも一緒に後ろに倒れそうだったけどノアが寸前の所で支えてくれたおかげで転けずに済む それでもまだ使者は暴れようとした アリス「落ち着きなさいよ 貴方、スノー・レインの使者でしょ?」 ?「だったら……っ!! 貴女様は、もしやアリス様ですか!?」 アリス「そうよ」 アリスの返事を聞いて膝をついて頭を下げる。 なんだこいつの気変わりよう……(苦笑) ?「女王陛下からお聞きしております。先程のご無礼申し訳ありませんでした 貴方様方はアリス様の護衛の方々ですね?」 アッシュ「僕は彼女の守護者じゃないけどね」 少し遠くから答える。ユキは暴れた使者のせいで背中を痛めたのか苦笑しながら話を聞く エド「で、何故此処に居た?」 ?「女王陛下の命によりクロノスに行っておりました ですが、戦に巻き込まれ敵国のスパイと勘違いされ追われてしまったのです」 アリス「なるほどね。じゃあしばらく一緒に来なさい でも、もし牙を向けたら……」 リリィ「私が突き刺して獣の餌にしてやる」 槍を生成して脅すように見下ろした 青ざめた使者は首を振りながら否定する ?「め、滅相もない!!」 アリス「まぁ、とりあえず名は?」 ?「レトと申します」 アリス「そこの金髪からアッシュ、エドワードにノア、ユキにリリィよ よろしくしてあげなさい。」 レト「はい。よろしくお願いいたします」 頭を深々と下げる。 そしてあまり動いてないアッシュはようやくその原因に声をかけた アッシュ「でさ、リリィ」 リリィ「何だ?」 アッシュ「危ないから槍を背中に突き立てないで……(苦笑)」 リリィ「変な動きがあれば一突きにしようと思ったのに無さそうだからお前を刺そうとしているだけだろ」 アッシュ「やめてよね!!(泣)」 只の腹いせかよ。
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