第38話 雪の国の使者

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服に穴が開いたくらいだけど本当にしそうでハラハラする(苦笑) ようやく槍を退かしてくれた レト「賑やかですね、アリス様」 アリス「あ、そうそう 今は″様″なんて付けなくていいわよ アリスで構わないわ」 レト「ですが……」 アッシュ「いいんじゃない。アリスが良いって言ってんだからさ」 それでも何だか言いにくそうに目をキョロキョロさせる アリス「嫌なら命令よ 呼び捨てしなさい、出来ないなら″さん″付けでいいわ」 レト「かしこまりました ア、アリス……さん……」 アリス「よし♪」 満足そうに頷くとアッシュはまだ森の奥を睨む。目を細めて何かを探るような…… アリス「また何か来たの?」 アッシュ「うん。早めに行くよ 向こうの動きが予想以上に速いんだ」 恐らく戦いがこちらの方まで押し寄せているのだろう。もしくはこの使者を追い掛けて来たか…… アリス「わかったわ」 エド「ユキ、ノア、行くぞ」 ユキ「はい」 ノア「師匠、暇があれば修行しましょう♪」 アッシュ「暇があればねーww」 もし兵に見つかれば厄介になる。その兵士にアリスが神子と勘づかれることがあれば…… ただじゃ済まないかも知れない…… 不安も抱いたまま、急いで森の中を進む  
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