第39話 デイン兵

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エドとアッシュはノアとユキの相手をしていたがリリィの事にも気付いて目だけで捜すとアリスは捕まっていた アリス「ちょっとリリィ!!」 リリィ「ごめん……アリス……」 レト「あ、あ……っ」 腰を抜かせたレトはガタガタ震えて後退りしがその背後から武装した男達が現れる 「やっと見つけたぞ、スパイめ」 レト「っ!? は、離せ!!」 「手間をとらせやがって…… あ? なんか増えてねぇか?」 「いいんじゃねぇの まとめてスパイ捕まえれたんだからよ」 高笑いしながらレトの髪を鷲掴みする。ノアとユキの妨害で助けにも行くことが出来ない アリス「こいつら、デイン帝国の兵じゃない! 最悪な奴等に絡まれたわね」 アッシュ「君らなの? ユキ達に妙な真似をしたのは……」 「はっ だったら何だ?」 アッシュ「術者を黙らせれば解けるかもねっ!!」 バシンッとノアの攻撃をいなしてデイン兵に剣を向ける。 だが、守るようにユキがデイン兵とアッシュの間に入り込み、剣が寸前で止まった ユキ「うわっ!?」 アッシュ「っち……!!」 「何だ? 斬らないのか? あぁ、仲間だからか?」 斬れるわけがない。アッシュがユキやノアを斬ることなんて出来ないんだ エド「貴様……っ」 「ヒヒヒッ そいつらはワシの人形だ!やれ!」 ノア「師匠!! 避けて!! 」 アッシュ「くっ!!」 合図と同時にまたノアとユキが襲い掛かる。こいつら、自分達からでは手を出す気はないようだ エド「一体どうすれば……」 「面白くないな…… お前も人形にしてやる、おい!!」 「おう」 何かを飛ばしそれがエドのうなじに当たる。ひんやりと冷たい感触に手で触れようとしたが…… エド「っ!! 何を……? うっ!?」 アッシュ「なっ――!?」 すぐ隣にいたエドに後ろから切り捨てられる。 その光景にアリスは真っ青になり手で口を覆い声にならない短い悲鳴をあげた リリィ「アッシュ!!」 アッシュ「うっ…… はぁ……はぁ……」 エド「す、すまん、アッシュ……」 アッシュ「へ、平気だ、よ…… すぐに……治るから……っ」 そうは見えないアッシュに間髪いれずにノアから攻撃を喰らわされる
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