第39話 デイン兵

3/4
前へ
/77ページ
次へ
ふらついているためか躱(カワ)す事が出来ないままユキの斬撃をもろに当たってしまった アッシュ「っ!? ぐっ!!」 アリス「あんた達やめなさい!!」 「いい見ものなんだよ 黙って見物していろ」 反撃も出来ず、辛うじていなしたりは出来るがさすがにエドやノア達の攻撃をギリギリでしか避けきれない もし互いの攻撃で怪我をしてしまうかも知れないと思うと受けなくてはいけない攻撃もあった 傷が出来た先から治っていくがこのままだとまずい……!! 「そいや、″すぐに治る″って言ってたな。あいつ」 「あ? 何だ?」 「その金髪の眼を抉り取ってやろうか」 パチンと指を鳴らす。 アリスをデイン兵が押さえ込み、リリィを含む四人でアッシュに一斉に仕掛ける アッシュ「あぐっ!?Σ」 地に伏してしまった。その隙をついてデイン兵はアッシュの髪を掴み持ち上げる 「面白そうじゃねぇか 。目ン玉、抉り取ってやろうじゃねぇか」 エド「やめろ……っ」 指をクイっと動かすとエドの手がアッシュの右目に手を掛けた アッシュ「……く……っ」 アリス「ちょっとあんたたち!! やめなさいよ!!」 「うるせぇな、黙ってみてろよ」 アリスの悲痛な叫びも虚しく、グリッと指が入れ込まれ、何かが引きひ切られるような音をたてながら目を抜き取る 目を抉り取られたアッシュは声を噛み殺し、耐えていた ニヤニヤと嗤うデイン兵に抉り取った目を睨みながら渡す エド「くそったれが……っ」 「へへへ、思った通り綺麗な目じゃねぇか」 アッシュ「……っ… ……?」 後ろを向いたエドの姿に何かを見つける あれは…… それを見てからユキやノア達も同じものがある事もわかった。……うん。対処はすぐに思い付いたが隙がない
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加