第40話 反撃

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第40話 反撃

支配から解かれたノアとユキはアッシュに頭を下げて泣きながら謝っていた アッシュ「そんなに謝らなくても……(苦笑)」 困った様子で二人の肩をポンポンと慰める。慰められてまた更に泣く おい、こんな時に呑気にしか見えない…… 蹴り飛ばされたデイン兵はイライラしながら睨む ……睨まれるがアッシュは笑顔で笑うが剣を抜く アッシュ「さてと、さっさと始末するか」 ノア「師匠、俺もやらせてくださいッス 俺も師匠をこんな目に遭わせたこいつらに頭にきてるっスから」 アッシュ「なら、あいつ。君なら大丈夫でしょ?」 蹴り飛ばした二人を指を差す。 頷いて構える ノア「もちろんっス」 アッシュ「ユキはアリスを頼むよ ……あれ、僕がボッコボコにしたいんだけどリリィやエドが心配なんだ」 ユキ「……私で大丈夫でしょうか……」 アッシュ「大丈夫、君も強いから」 アッシュの言葉で自信がついたのか微笑む ユキ「わかりました。頑張ってください」 アッシュ「ん。二人とも背後は絶対に見せたらダメ あと、首もとに気を付けてね」 ユキ「わかりました」 アリスを助けるためにユキが動く。 右目は閉じたままだがアッシュはニッコリとエドとリリィに向けて笑う アッシュ「大丈夫。もうすぐ終わるから 嫌な思いさせてごめんね」 エド「……っ」 イライラしているのかデイン兵は隣の仲間に顎で示す 「おい」 「あぁ」 エドとリリィに攻撃を仕掛けられるも余裕な様子でいなしたり躱(カワ)したりする。 アッシュ「四人や三人はちょっと大変だけど二人なら……」 先にリリィが動いて突きを喰らわせようとした。だが…… アッシュ「動けるようになったらアリスの事、ちゃんと守りにいってね」 寸前で避けて丁度真後ろに居たデイン兵に向けて剣を投げつける まさか投げるとは思わなかったのかグサッと足に突き刺さり悶え始めた。 エド「っ!」 ずっと強いられるような力が抜けるような感覚に転けそうになったがどうにか持ち直す アッシュ「あいつがエドを操ってたのか ほら、お前はどうする? リリィの拘束も掻き切ったよ」 リリィ「じゃあ、アリスのとこ行く」 投げたの同時にリリィの拘束も解いた。 一応エドの拘束も解けたらって思ってやっていたから上手くいってよかったけど……
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