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リリィが急いで駆け寄り抱き起こすと気を失っている様だ……
エド「頭の容量オバーしたな」
アッシュ「……仕方ないや。おぶって連れていこうか」
エド「そうだな。夜になれば戦は少し静かになる。今は出来るだけ歩いた方がいい」
リリィ「……アリスに変なことしたら滅してやる」
アッシュ「しないから(苦笑)」
気を失っていたらきっと聞こえないだろう
夕暮れまで歩こうとしたがまた戦いの音が近付いてくる
<シュッ
弓矢が木々の間から放たれた
咄嗟にアッシュは反応して避ける
エド「弓矢か……
此処まで飛ばしてくるとはな」
ノア「師匠、大丈夫っスか?」
アッシュ「大丈夫。アリス、君も大丈夫かな?」
アリス「気持ち悪い……」
え、起きてたの!?Σ
一瞬ビビるが苦笑しながら返答に答える
アッシュ「背中で吐かないでよね?」
アリス「吐きそうになったら……背中を……全力で殴ってあげる……」
アッシュ「背骨が折れないことを全力で祈るよ……(泣)」
ユキ「そんな元気ないでしょう(苦笑)」
何度か叩いたけど軽くてよくわからないし、しかも……段々また黙り始めた
それに空の明るさが消える
アッシュ「どうする? もうすぐ日が沈むけど……」
ノア「……あ、向こうに洞窟があるっスよ」
アッシュ「ん? あ、ホントだ」
ノアがその洞窟へ走って行こうとしたのをアッシュがフードを掴んで止める
腕を組んで遠目ながらも見るもため息をしてしまう
エド「その前に伏兵が居ないか、確かめなければならんが……」
ノア「そんなことあんの?」
アッシュ「うん。だから止めたの。危ないから」
ユキ「では、見てきます。ちょっと待っててください」
ノア「俺も行く!」
リリィ「そのまま仲良く殺られてこい」
ドヤ顔で言われるが内容が内容。ぶっちゃけ嫌だ(苦笑)
ノア「お前、アリス以外の奴ら何だと思ってんだよ(苦笑)」
リリィ「下僕(ゲボク)?」
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