第40話 反撃

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奇襲されたとはいえ、自分達は無傷なクセにアッシュには大怪我をさせてしまった。……それが心に痛む…… アッシュ「……? 泣いてるの?」 エド「泣いてはいない!!」 アッシュ「どう見ても眼から涙が出てるよ」 エド「うるさい……」 気付けば泣いていた。″泣く必要はないよ″と″僕が油断してたのが悪いんだよ″ そう言うけどお前だけのせいじゃないのに…… なのに……何で責めることをしない? アッシュ「しばらく君らに頼らないとダメかも知れないんだ。今回で魔力や力を使いすぎたからさ 今、ほとんど魔力がない状態なんだ。ごめんね」 エド「……いや、無理をさせてすまない」 アッシュ「何言ってるのさ 僕が君らに頼らないのが悪いんだから、ね?」 エド「………っ」 本当に無力さを感じさせられる 昔から力がない私に比べて、アッシュは強い上に心配性。そして何でも一人でやろうとして頼ろうとしない わかっていてもこいつに無理をさせてしまう させてはいけないと……頭では、理解しているのに……っ ギュッと手を握りながら、アッシュに″まだ出発までは時間があるから寝ていろ″と言った。 言いたいことはあった。でも……わかっていて何もしようとしない私に、そんな資格はあるのか……?  
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