第42話 苦しみ

1/5
前へ
/77ページ
次へ

第42話 苦しみ

森を抜けて雪山の麓町。山からは少し離れているからか雪はそこまで積もってないけど…… めっちゃ寒い。 アッシュ「森抜けたや~」 ノア「そっスね」 アリス「ねぇ、アッシュ」 アッシュ「ん?」 手を差し出すから″何だろう?″と一瞬考えて思い出す。 アリスには悟りを奪って森を出たら返すって言ったんだっけ…… そういえばまだネタバラししてなかったや…… 一応軽く説明して、盗ってないことを説明した アリス「じゃあホントは盗ってないわけ!?Σ」 アッシュ「うん」 アリス「何で嘘つくのよ!!(怒)」 アッシュ「……君、自分の悟りがずっとNO状態だって言ってたよね 今更どうにかしてみて?って言っても諦めてるからやらないでしょ?」 アリス「どうにかって……」 怒られるかと思えば冷静に言われて口が曇る。 頭を突っついて笑いながら言う アッシュ「でも今はちゃんと制御出来たでしょ?」 アリス「……」 アッシュ「次はもうNO、OFFの切り換え出来るよ。ちゃんと自信持ってね♪」 アリス「……。……と…」 アッシュ「?」 アリス「ありがと……」 顔を逸らして赤面しながら礼を言われてこっちまで照れてしまう アリス「と、とにかく!! 宿で休みましょ。疲れたわぁ 食材や山にいく準備は明日よ、明日!」 ズカズカ歩いて宿を捜しに行ってしまった。照れたままのアッシュの隣にエドが歩み寄る エド「どうかしたのか?」 アッシュ「な、何でもないよ」 エド「?」 アッシュの動揺驚く。滅多にそんな表情を見せたりはしないから ホント大丈夫か……? ユキ「寒いですね。さすがに雪山の近くは冷えますね」 レト「この山を越えればスノー・レインです 頑張りましょう」 気合いを入れて探そうとしたが、意外にも早く見つかった 先に捜しに行ったアリスが運良く見つけてくれたおかげですぐに休めそうだ
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加