第42話 苦しみ

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アッシュ「あ、ちょっと僕トイレに行くよ先に寝てて」 アリス「あらそう?」 エド「階段から落ちるなよ」 アッシュ「落ちない落ちない(苦笑) じゃあおやすみ」 ノア「おやすみッス!」 軽く手を振りながら扉を開ける エド「ん?」 気のせいか、アッシュの顔色が変わってたような……。 疑問を持ちつつもすぐに扉は閉まってしまい、確かめが出来ない。トイレに行くだけと言っていたし……、きっとすぐに戻るだろう そう思いながら就寝した  * * * が、数時間後、寒くてエドは目を覚ましてしまった エド「はぁ…… (寒くて寝れない……。震えも止まらないし……)」 ん?」 起き上がるとアッシュはまだ戻ってきていないようだ。時計を見てもあれから大分時間が経っていてそれなのに帰ってこないのはおかしい…… 立ち上がり、肩掛けを羽織りながら気付く アリスまでいない。朝にならないと基本起きないのに エド「……アッシュとアリス、捜すか……」 この寒さでは眠れないし何より胸騒ぎがするから…… 部屋を出て宿内を捜し回るが何処にもいなかった。まさかと思いながら外に出て、禁忌の森の入り口辺りをウロウロしているとアリスは見つかった。腕を組ながら黙って立っているだけ 首を傾げながらアリスに歩み寄る エド「アリス、ここで何を……」 アリス「しぃー……」 エド「?」 口に人差し指を置いた後別の手で何処かを指差す。
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