第47話 暇潰しとレトの行方

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 * * * 着替え終えた後、戻ってきたらレグナールも部屋にいてアリスと何か話をしていたようだ レグナール「レト……ですか?」 アリス「えぇ、禁忌の森で会ってここまで一緒に来たのよ 気づいたら居なくなってたんだけど知らない?」 レグナール「………アリスお姉様…… それは本当ですか?」 アリス「私が嘘を付くと思う?」 レグナールの目を真っ直ぐ見て言うと″そうですよね……″と言って改めてアリスのほうを向く レグナール「……実はまだレトは追放を受けています」 アリス「何ですって!? どう云うことなのよ!!」 レグナール「……彼は……その……」 言われたのはレトはスノー・レインの事を裏切りそれを他の国に情報を売っていたらしい。あんな性格だから始めは誰もそんなことはないと思っていたが…… アッシュ「証拠や目撃があった。ってことかい?」 レグナール「はい……」 アリス「……わかったわ。ありがとう」 この話をするために呼んだのか、話が終わるとレグナールは頭を下げて出ていく。ため息をついてベッドにアリスは倒れた エド「レトは任務を放棄するようには見えなかった……。だがそれは違いで追放された身 が、それでも急に姿を消したのはわからんな」 アッシュ「まさかユーレイだったりしてっ!?」 アリス「次、それ言ったらぶん殴るわよ……(怒)」 アッシュ「も、もう殴ってるじゃん……(泣)」 見事な右ストレートで殴り飛ばされて痛そう。もっかい殴られる前に一歩下がった ユキ「まぁともかく、我々とこの国に着く直前まで一緒に居たのに急に姿なんて消せますか?」 ノア「フツー無理だろ 魔物や賊に襲われても俺らが気づかないわけないし」 エド「在るとしたら…… 今アッシュが言ったことだろうな」 その発言をした瞬間、エドに向けて何か投げる。普通にエドは躱(カワ)すがその先にあったテーブルに突き刺さる。
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