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「外見に興味がないのは本当。でも彼、他人の外見だけじゃなくて、そもそも他人に興味がなかったのよね」 「それでも彼のことが好きだったんですね」 「惚れたもんの弱みよねー。彼が、私にも誰にも興味がないってことに気付いちゃったんだけど、その時にはもう手遅れなくらい好きになっちゃってたのよ」 エミが、頬を少し赤らめ、少女のような顔で言った。
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