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薄くなっていて何が彫られていたのかはわからない。 その、文字のようなものに触れてみる。 「……巫女アリー、ここに眠る……?」 知らないハズのこの国の言語。 見た事の無いハズの文字。 薄くなっていて何が彫られているかもわからないのにワタシは石碑に彫られた文章を読み上げた。 不意に目の前が真っ白になっていく。 意識が後ろの方へ引っ張られるような感覚。 (あぁ、また『感応』しちゃったんだ) そのままワタシは意識を手放した。
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