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そして、手をあわせて2人で目をつぶった。
少したって目を開ける。
きら・りゅう『いってきます!』
これを毎日かかさずにおこなっている。
父「それじゃ、気をつけていってらっしゃい。」
父はそう言って、2人を送り出した。
きら「はーい!」
りゅう「いってきます。」
2人を送り出したあと父も母の遺影に手を合わせたあと語りかけた。
父「りゅうときらは立派にそだっているよ。…病気のことを、15歳の誕生日の今日、言おうと思うんだ。きっとあの2人なら大丈夫だよ。」
父はそう言ったあと、準備をして仕事に言った。
きら「さっむっ!」
きらは寒そうに手をこすっている。
きら「これじゃホウキ乗れないじゃん!」
りゅう「お前、両手放しもできないのかよ…」
あきれたようにりゅうが言う。
きら「そのうちできるようになるもんっ!」
ブツブツ言いながら2人はホウキにのる。
家から学校へ向かう。
きら「両手放しの練習しよー!」
きらはそういって練習をはじめた。
ふらふらしながら、なんとかバランスを保っている。
ふいに風が吹いてきらのバランスがくずれた。
ドンっ
きら「きゃっ」
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