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毛布をどかしゆっくりと体を起こす。
ベッドの軋む音が響く。
音に反応したのか目の前のカーテンが
少しだけ開けられ誰かが覗く。
一瞬驚いたが
それが幼馴染みの 茜 だと分かると
早速質問。
「おい、なんで俺こんなとこに?」
シャッ
質問するとカーテンが勢いよく最後まで開けられる。
茜はしかめっ面をし腕を組む。
「あんたねぇー
アタシに感謝しなさいよ?
たまたまアタシが屋上にきて
涼もうかなって思った時に
あんたがアホ面しながら
寝てたから
風邪引くと思ってわざわざ
保健室の先生呼んで2人で運んできたのよ?!」
「ありがた迷惑だ!!てか保健室来る途中ケガとかしたのかとか思われるだろ?!」
茜は優しい。
基本的には。
大体.....
お前にはあいつがいるのに、
俺に構ってる暇ねぇだろが......
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