第一章 理性

4/4
前へ
/5ページ
次へ
「どしたの?」 茜が下から俺の顔をのぞき込む 「.....ん、....あぁ、何でもない...」 どうやら俺はまた暗い顔をしてたらしい その原因も分かる。 そう、あの日..... あの日の過ち、 いや、 あの日がくるまで 俺はずっと間違っていた。 「茜.....」 「え?」 とても 小さい声で言ったのか相手には聞こえなかったらしい 「俺、帰って寝るわ」 時刻は既に5時を過ぎている ちょうど学校の皆も下校している 頃だろう
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加