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ブォンブォン
「ん…なに…?」
私は、バイクのエンジン音で目が覚めた。
時間はわからないが、まだ真っ暗だ。あれから、あまり時間はたってないらしい。
バイク…エンジン音…。
『この公園、夜は不良の溜まり場になってるし』
「あ…まさか…」
「あっれぇ?可愛い女の子がこんな夜中に一人でなぁにやってんの?」
「っ!!」
不良のリーダーであろう男が、ニヤニヤしながら近づいてきて私の肩に触った。
「夜中に女の子一人でこんなとこ居ちゃ、危ないよ?っと。」
そう言いながら、私の腕をベンチに固定した。
周りはその行動をニヤニヤしながら見ている。
「な…にするの…?」
「何って…楽しいこと?」
恐い恐い恐い恐い…。
「い…やだっ!離して!」
「おっと、離すわけねぇだろ?」
そう言って男は笑った。
「お前ら、好きにしていいぞ。」
男がそう言うと、周りにいた男たちが、私に近づいてきた。
「やめてっ!お願い、離して!」
「そう暴れんなよ。すぐ気持ちよくしてやる…。」
男の気持ち悪い顔が私に近づいてくる。
「…っ!!」
キスされる…!
そう思ったとき、男の後ろから声がした。
「おい」
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