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「さて、魔光球」
奥にいくにつれ、暗くなるため瑠璃姫は赤の魔光球を1つ出しながら大きな扉をあける
扉の向こう側は埃と蜘蛛の巣だらけであり、思わず口を押さえる
「まずは掃除が必要ですね・・・」
「私は細かい作業が苦手なのですが」
「大丈夫です。すぐ終わりますよ」
瑠璃姫は指を鳴らすと4つの青い魔光球が四方の隅へ飛んでいき、破裂して水が散らばった。
続いて緑の魔光球を5つ放ち、破裂させ、風を巻き起こす
風に煽られた水は辺りを撫で回すかのように汚れを集めていく
そして風により部屋の中心で黒い球体になったそれに黄色の魔光球が当たり、一瞬の閃光を放って消滅した。
「お掃除完了ですね。あとは明りが欲しいですが」
「さすがですな。マスター、一瞬のうちに終わらせるとは」
「とうぜんですよ」
レムに言われ、瑠璃姫は嬉しそうだった。
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