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瑠璃姫は薄暗い室内を照らすため、四方へ赤の魔光球を飛ばした。
照らされた室内にはディスプレイとコンソールがいくつもあり、艦艇の艦橋を思い起こされる雰囲気だった。
それを見た瑠璃姫は少し冷や汗をかく
「思わず水洗いしてしまいましたが、大丈夫でしょうか」
瑠璃姫はコンソールにいき、それを弄ってみた。
するとディスプレイが起動し、映し出されたのはこの施設の地図らしきものであった。
ワカバがある港、今瑠璃姫たちがいる部屋、かなりの面積を誇る一室
そしてそれらをつなぐ通路が映し出されていた。
「あ、大丈夫みたいですね。さてさて、エルとレムにまた地上への別の道のりを掘って頂きたいですが、どこからにしますかね・・・通路からお願い致します。レム、エルを捕まえて掘ってきてください。」
「はいマスター」
レムは入ってきた扉から出て、しばらくしてエルを引きずって戻ってきた。
「離せッスー!」
「マスターからの命だ。いつまで遊んでいる。」
「だって人妻貧乳ゴーレムッスよ!?絡まないでいつ絡むッスか!?いまッスー!」
「お前はなにをいっているんだ」
「はぁ、どうしてああなったのでしょう。準備できたら真っ先に解体しますか」
通路へ消えていく二匹を見て瑠璃姫はため息をついた
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