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「では机、椅子、ゲートをここに設置しましょう。この部屋をマスタールームと
します。あ、『彼女』はここに住み込みで働きたいと言ってましたし、お部屋を用意しなければなりませんね。」
「でしたら『マンション個人部屋』を使えば一式揃えられると思いますが・・・一万も消費しますよ」
「大した額ではないですね。それを通路の辺りから繋げなさい。」
「了解しました。」
そう会話し、コアは集中するために瞳を閉じた。
それを見た瑠璃姫はそっとその場をあとにし、通路へ出た
薄暗い通路を赤の魔光球で照らしながら通りすぎ、ついたのは大きな扉
地図に映し出されたもう1つの部屋への入り口だ。
「さて、この部屋はどうでしょうか。一番重要な訳ですけど」
扉をあけ、そこを見て瑠璃姫は笑う
「あは、あははは」
そこにあったのはおびただしい数の装置
それらが1つのラインとなっており、その終着点には組み立てだけ済まされた機械の人形があった。
「かつて、蒼空からの侵略に対して作られた機動兵器・・・侵略から守るべき世界を汚染する矛盾の存在。ふふ、情報通りですね」
嬉しそうに恍惚に笑う瑠璃姫
その瞳からは狂気が滲んでいた。
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