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「で、オーサカの王子がなんでこんなとこに?」
「実はトーキョへお忍び旅行をと思ってな。今、我が国で妙な宗教も流行っておるし、トーキョの様子も知りたいしなぁ。ここまできといてもったいないがジュンジがこれでは戻る他ないやろな」
ジロウの言葉に頷くダークス
「それが懸命だな。みたところ麻痺毒みたいだし半日で抜けるがあまり動かないほうがいいだろうな。」
「悪いッス・・・」
「で、提案なんだが、俺達がオーサカまで護衛するのはどうだ。」
「いいんスか?」
ダークスの提案に乗ろうとするジュンジにジロウは嫌な顔をする
「こいつらをか?狂人だし・・・」
「少なくとも俺はまともだし、俺達はオーサカに向かう予定なんだ。馬車の金さえあれば護衛はしよう。」
「む、むう。」
「ここは乗るのが吉ッスよ。俺もこの様ですし」
「仕方ない、か」
ため息をつくジロウ
そしてダークスは
(よし、足と繋がりゲット。節約のため歩いていくのも覚悟してたけど馬車が使えるなら使いたいしなー。それに国王に会うにもどうしようかと思ってたが、こいつらを利用すれば大丈夫そうだ)
と腹黒いこと考えていた
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