勇者の金稼ぎ

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「はは、これ物凄く堅いんだ。」 「「さきにいってくれ!」」 「かたやき、って言うんだって。こうやって口の中で転がして・・・唾液で柔らかくするんだよ。」 口の中で転がしていたかたやきを舌の上に乗せて見せるクォーツ 「な、なるほどス。」 「一瞬マスターの飯テロかと思ったぜ」 クォーツの真似をして口の中で転がしているジュンジとダークス 「柔らかいもの食べたい・・・」 同じく口の中で転がすジロウにダークスは苦笑する 「鍋喰うか」 「あ、芋がほこほこしてて美味しい!」 「肉がいい味になってるんやな」 食べながら喜ぶクォーツとジロウ。 ダークスは満足そうに笑っていた。 「そういや君らは何故オーサカに?観光ッスか?」 「皇后様に言われてな。しばらくオーサカで活動しろってさ」 「トーキョの皇后様に?ジュンジ、確か出発前に例の件でトーキョに救援要請していたはずや。その件はどうなったんや」 「あ、勇者退任したから無理って軽く断られてたはずっス。携帯にかけたら駄目だったと王がいってましたから」 ジロウとジュンジの会話にダークスとクォーツは納得していた。 「あー。だからか」 「妊娠中だもんね。」 「「またか」」 そしてジロウとジュンジは苦笑した
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