機人という存在

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「うんうん。いい感じに進んでますね。これ」 満足そうに頷く瑠璃姫 「事案発生」 「通報しました。」 瑠璃姫がきた道からやってきたレイヴンとアスカ が、通報しようにもその警察が発言したアスカである。 「え?」 「コアちゃんに頼まれてこっちきたが、こりゃないわ」 「鬼畜まじ鬼畜」 二人に言われて困惑する瑠璃姫 「これは必要な行為です。むしろ増築しますし」 「やっぱり鬼や」 「それでコアは?」 瑠璃姫の問いにアスカは頬を掻きながら答えた。 「あーうん。奥の部屋で吐いてるよ。ゴーレムの二匹も近寄らないし、やっぱりやめたほうがいいんじゃない?共食いなんてさ」 それを聞いてきょとんとする瑠璃姫 そして笑いながら答えた。 「いえ、やりますよ。これが必要ですし」 「いや、倫理とかさ、あるだろ」 「ないですね。だいたい人間も共食いするのに倫理もなにもないですよ。」 「いや普通ないから、というか共食いする人間なんていないだろ?」 そう言われると瑠璃姫は悩んだ。 「ある大国が人食い国家でしたが」 「いやいやないから!怖いなその国!?どっかの大陸にあんの?!」 驚きのあまりまくし立てるアスカだった
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